独房に入ってきたガラの悪いグラサンの大男。よくよく見ると白衣を着ている。はっきりとは名乗らなかったが、どうやら看護師のようだ。俺を殺しに来たヤのつく自由業の方ではなかっったらしい。
大男は、目が覚めた俺に(全身が縛られている)に向かって色々説明をしてきた。
あまりよくわからなかったが、どうやろ俺は「イリョーホゴニューイン」しているらしい。それが何なのかわからんがとにかく本人の意思と関係なく入院させる制度の一つようだ。説明のA4の紙が壁に貼られる。(が、遠くて読めない・・)
食事が運ばれて来て、両手両足の拘束が解かれた。が、腰はまだベッドに固定されているのでベッド中央で上体を起こして座ることしかできない。ベッドテーブルに置かれた食事を食べるのにはそれで充分という判断だろう。
食事をが終わったらまた両手両足が拘束された。食事の後には混ぜられた謎の粉薬を飲まされる。一体何がはいっているだろうか・・というかいつになったら拘束は解いてもらえるのだろうか・・どうやらこの拘束具は強力な磁石を近づけることで中のピンのようなものが開閉することで付けはずしするようだ。西ドイツ製らしい。西ドイツおそるべし。
食事、拘束、食事、拘束と何回か繰り返したところで、やつがやってきた。そう便意である。しかも大のほうが。
用意周到におむつを履かせてから鎮静剤を打つ奴らである。トイレのために拘束を解いたりする気はないであろう。やつらは大の男におむつでウ〇コを漏らすという屈辱をプレゼントしたいご様子である。俺は、天井から自分を見下ろす監視カメラをにらみながら大声で叫んでみる。
「誰か来てくれー!」
当然のごとく(?)、だれも来ない。しかし奴は、便意は静かにゆっくりとこちらに迫ってくる。
ダメだ・・もう時間がない・・どうしよう!!
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