すぐそこまで迫りくる便意。どうする?どうする俺!?
諦めたらそこで試合終了らしいので、何かできないか必死に状況を確認してみる。
- 部屋のすみに和式便器がある。どうにかそこまで行けないだろうか?
- 手足の拘束は解けていた。チャンス!看守(看護師)も食事の際に毎回着けたり外したりするのが面倒になったのだろう
- だがしかし、腰が拘束帯で巻かれてベッドに繋がれている(玉子のお寿司が海苔で巻かれているようなイメージ。)
Oh.. 神よ!いったいどうすれば・・?
このままでは・・誉れが・・浜で死んでしまう!
後の無い俺はとにかく行動に出ることにした。
- 腰がつながれている状態のまま体をできるだけよじってベッドの端に少しづつ移動
- 帯を無理やりひねってベッドの下の地面に足をつける
- 実際は玉子の寿司とは違って海苔(=帯)は玉子(=人間)の下にあって背中が海苔とくっついている感じなので可能でした。(よくわからなかったらごめん!)
よし、とりあえず大地に足を下す事に成功したぞ!人類にとっては小さな一歩だが私にとっては大きな飛躍である。
さあ、あとは力業で立ち上がるだけである。ベッドを担いで。
ふんがー!!!!!オラーーー!!!!
火事場のクソ力を見せてやる!!!ここでやらねばいつやるのだ!今こそ武士の誉れを守る時っ!!!!
うぉおおおおおおおおおおりゃー--!!!!
体中のアドレナリンを人生三周分ぐらい一気に消費した俺は、
ついになんと!!!
ベッドを担ぐことに成功したのである!
背中に大きすぎる甲羅を付けたカメのようにゆっくりと、あるいは長すぎる薪の束を背負った二宮金次郎のようにしっかりと、体を後ずさりして和式便器まで移動。
そしてそこにペタリと座り込んだ。ガシャンと地面につくベッド。
あとは、位置を微調整してズボンとおむつを下すだけである。重い甲羅がくっついているので結構大変だったが、ここまでくればあとは些細な事である。
そして!自分は武士の誉れを守ることに成功したのであった。我ながらあっぱれ!であった
(続く)
卵焼き器 鉄 たまご焼き器 リバーライト 極 JAPAN 玉子焼きフライパン 小 たまご焼き器 玉子焼き器 エッグパン カリとろの卵焼き ガス・IH対応【名入れ可能】 玉子焼き用 価格:4,400円 |